笠木 かさぎ 尾垂れ(おだれ)
塀の上にモルタル等で作られた いわば一種の屋根みたいなものです。デザイン上アクセントになると同時に 塀の上に溜まったホコリが雨で壁面を伝って流れないようにという機能を持っているので「尾垂れ」とも言います。
 モルタル以外でも 和瓦・洋瓦・タイル・レンガ・等色々なものを使います。
























型枠/仮枠 かたわく/かりわく
建物や基礎をつくる際、硬化していないコンクリ−ト(生コン)が流出しないようにふせぐ仮設の枠組み。木製型枠や鋼製型枠(メタルフレーム)がよく用いられる。
















矩形図 かなばかり
建物の一部を切断して、各部の寸法、仕上がり、部材の寸法等を、細かく記入した図面です。つまり、建物の屋根のてっぺんから 床下の基礎コンクリートまでを スパッと包丁で切ったような図面(断面図)で、主に屋根高、軒高、天井高、床高等、各部の高さ関係をGLから正確に記した図面で、各部の壁の構造や基礎コンクリートの構造も ある程度判るようになっています。外構計画を立てる場合はこの図面で、設計GLから基礎天端(きそてんば)や更に建物内部の床までの高さ(FL)を知る事が出来ます。出来れば揃えてもらいたい図面です。
矩(かね)=直角を意味します。”矩”には直線の意味もありますが建築の用語としては直角でよいと思います。現場で職人さんが「カネをだす」や「カネをふる」というのは直角をだすという意味です。決してお金をくれといっている訳ではありません。念の為。
ちなみに「カネをだす(直角をだす)」場合に使われる方法が「サシゴ」と言う方法です。3:4:5の比率で三角形を作ると3と4の間の角度は90度=直角になります。小学校の算数で習うことですが 社会生活の現場ではこんな風に使われていることなんですね。














カネ かね/矩
工事現場では「カネをだす」、「カネをふる」というような使い方をします。
直角(90度)を正確に出す必要が生じたときに上記のような言い方をします。
他にかねじゃく(曲尺/矩尺)というものもあります。
また、「かねのて(矩の手)」は直角に曲がっている事をさします。



















曲尺/矩尺 かねじゃく/さしがね/まがりがね/まがりざし/まがりじゃく/すみがね
金属製で出来ている直角に曲がった物差し。