コンクリートブロック こんくりーとぶろっく concrete block
コンクリートを型枠に流し込み硬化させ 型から抜いて作った建築用ブロック。元々ビルの間仕切り用として作られましたが 作業性や加工のしやすさから、昭和30年代になると それまで塀に使用されていた”万年塀”に変わって徐々に使われるようになりました。
 外構工事で使われるブロックには、通常のコンクリートで出来た普通ブロックの外に 顔料で色をつけたり 自然石のような割肌やリブと呼ばれる筋をいれて模様をつけた化粧ブックがあります。ここでは普通ブロックについて詳細を説明します。尚、化粧ブロックについては各メーカーのカタログ等を参照して下さい。
大きさ・寸法
ブロックの大きさは、長さ390mm、高さ190mm、そして厚み(奥行き)に違いがあって100mm、120mm、150mm の三種類が一般的に使われます。(その外、70mm、200mmもありますが、使われるのはごく稀です。)数量を計算するときは一本あたり目地込みの寸法で長さ400mm、高さ200mmで 12.5本/1uです。単価としての扱い方は、u単位が一般的だと思います。
重量
ブロックの厚み100、120、150それぞれに軽量、重量 そして、その中間の重さの三種類があり、軽量=A種、やや重い=B種、重量=C種、と区別されています。文字どおり軽量は軽くて 重量は重いわけですが、その違いは原材料にあり、軽量は珪砂、重量には砂を使用します。見た目には重量ブロックの方が軽量ブロックより いくぶん黒ずんで見えます。見積書での表記の仕方で「CB150C」とあったら、前のCBはコンクリートブロックの略、150は厚みが150mmであり、後のCはC種、つまり重量ブロックを表します。さらに前のCBを省略して「150C」あるいは「C150」と表記した場合も同じように「150の重量ブロック」と解釈します。