設備図 せつびず
設備とは電気・ガス・水道のことを言います。図面もそれぞれ配線図・配管図と別々に書かれてる場合がほとんどのようです。外構工事との関係は重要なので少し詳細に説明します。

電気の場合、電柱もしくは電柱と電柱の間から直接建物本体の壁に配線し、その下に積算電力計(電気メーター)をつけた後、内部に引き込むという形が通例ですが 最近は、宅内電柱を敷地内の目立たないところに立てて、そこから地下埋設で建物内に引き込む方法も多くなってます。その際はメーターボックスが必須となります。また細かなきまりも それぞれの電力会社によって違うみたいです。

ガスの場合、プロパンガスは ほとんど外構工事と絡む事は無いと思いますが、都市ガスは 道路に埋設された本管から引き込みますので 工事の際、その埋設されたガス管を傷つけないよう注意が必要です。また、集中メーターボックスが計画されてる場合、その設置場所については外構計画に盛り込む必要があります。その他、色々な基準や規制についってもガス会社によって違う事があります。 

水道がなんと言っても一番厄介です。まず、給水と排水があり、別々に考える必要があります。給水は道路に埋設されている本管から敷地内に引き込み、量水器をつけます。そこからさらに地中埋設で建物本体に入れますので外構工事との関連でいえば量水器の位置に注意すればよいでしょう。
 次に排水ですが 宅地内から宅地外に排出される不要な水は、2種類あります。一つはトイレやお風呂、炊事・洗濯などの生活廃水(雑廃水)と 屋根から樋を伝って集められる雨水です。これらは例えば お風呂の外、トイレの外、キッチンの外、軒樋から縦樋を伝わったところ等にそれぞれ 桝がつきます。更に、それらの桝は塩ビ管によって一本に結ばれ、最終桝に導かれます。各地方自治体によって違いますが、雑排水と雨水を別々に放流するのか、あるいは合流してよいのか 又、浄化槽は必要か否かで 外構計画に重要な影響を及ぼす可能性がありますので 決しておろそかには出来ません。