【名称】:サルスベリ 
別名】:ヒャクジッコウ/ヒャクニチコウ/百日紅/薇花/紫薇
【ミソハギ科】落葉広葉樹・高木
【九州、四国、本州】中国南部原産。ビルマ周辺がこの属の分布の中心地。
特徴:樹形は不整形。樹皮は赤褐色、滑肌で班がある。つるつるしていてサルも滑って落ちてしまう事
からこの名前があるといわれている。
又、花が初夏から三ヶ月(100日)前後咲きつづける事から ”百日紅”の名前がある。
花の色は、白、桃、紅、紫色の美しい花をつける。
果実は、刮ハで楕円形か球形、沢山の翼のある種子を持っていて、熟すと裂けて飛び散る。
水上勉の小説『五番町夕霧楼』では、この木が薄幸な女性の象徴の様に描かれています。丹後から京都に出てきた遊女が金閣寺(小説では鳳閣寺)の学僧と恋に落ちる。学僧はやがて寺に火をつけ、遊女は故郷に帰り自殺する。それが百日紅の花の下でした。

水上勉にとって百日紅とは決して華やかな花ではなく、むしろ暑さに耐えながら健気に咲きつづける花だったのでしょうね。

病害虫 うどん粉病が発生しやすい。⇒詳細

カイガラムシが発生。⇒詳細
アブラムシが発生。⇒詳細

四月中旬。
葉もまだまだの頃。
左の写真はスッキリした
樹形だが、
右は不整形だがむしろ
サルスベリらしい形。
四月下旬。
少し葉が出ました。
右は葉の出が早い場所。
六月初旬。
若葉もだんだん茂ってきました。
七月末になりました。
この間、事情により写真を撮れませんでした。
花が咲いていささか散り際です。
ちなみにデジカメに変わりました。
同じく七月末。
花も蕾に変わってきてます。
花の盛りは来年撮りましょう。
サルスベリの白い花。
百実白とは言わないね。
でも、とっても綺麗です。
是非庭に欲しい木ですね。