名称 | アセビ 馬酔木 |
別名 | アセボ、アシミ(悪実)、アシビ、ウシコロシ、シカクワズ、ウマクワズ、ウシアライ、ダニノキ、ウジハライ、スズラン、シズコバナ(鈴子花)、チョウチンバナ、ムギメシバナ、ムギバナ、ヒガンギ |
学名 | Pieris japoica D.Don |
科名 | ツツジ科。常緑広葉低木。 |
分布 | 東北、山形・宮城以南。原産地は日本です。 |
特徴 | 樹高3〜5m位になるツツジ科の常緑低木。葉は革質だが、あまり厚くはない。柳の葉を少し幅広くしたよう。早春に壺型の小さな白い花が円錐花序をなして咲く。 |
2月咲いたばかりのアセビの花 東映時代劇に出てくるお姫様の簪。 |
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三月咲きそろった花たち。 枝一面に垂れ下がった壺型の花を形容して スズラン、シズコバナ(鈴子花の意)、 チョウチンバナ、という呼び方もあります。 |
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四月下旬。 紅い新芽が出ています。 花の群がった姿を麦飯に見立てて、 ムギメシバナ、ムギバナと呼び方も あります。春の彼岸の時期に 真っ盛りなのでヒガンギと呼ばれ 仏前の供花に使われる。 |
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アセビの実は有毒(アセボトキシン)で、アシミは『悪し実』にその語源が由来していると云われます。また、馬が食べると中毒で酔ったような状態になるので『馬酔木』の文字が当て字として使われています。 また、文学の世界でも万葉集など、たくさん題材として使われていますし、同人誌の名前にも使われています。 (1)短歌雑誌。1903年(明治36)創刊、1908年廃刊。伊藤左千夫中心の根岸短歌会の雑誌。長塚節・島木赤彦・斎藤茂吉らが寄稿。万葉調の歌風を樹立。「アカネ」「アララギ」へと継承された。 |
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アセボの実、くれぐれも食べないように。 でも、馬は実際には食べないそうですね。 ホントのところは馬に聞いてみましょう。 別名:動物が食べないところから ウシゴロシ、シカクワズ、ウマクワズ の名前があります。 左の写真は五月下旬。 右の写真は六月下旬です。 |
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アセビの木の幹の下のほうに 花の様に出ていた赤い葉。 とってもかわいらしい。 七月末の写真です。 |
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アセビの持つ有毒物質『アセボトキシン』の毒性を利用して、 これを煎じた汁で牛馬の虱や便所の蛆虫(うじむし)を殺したので、ウジハライ、ダニノキ、ウシアライ、と呼ばれた。 |
病害虫 | ハマキムシが発生することがあるので スミチオン乳剤の1000倍液を散布。 詳しくはこちら⇒住北タケダ園芸 |